ひと言感想

「少年による凶悪犯罪も近年増加傾向にありますね」や「なんで未成年が関わる犯罪・事件が増えているんだ?」なんてトンデモ発言*1で始まった短期集中連載「15の夜」だったが、中身は普通にまともだったので残念。

本編が面白いのは相変わらずで不満はないが、原作を読んだことがあり、アニメ独自の大幅な変更も無いので予想を超える展開を楽しむということはできない。しかし、足りない意外性を補ってくれるものがある。それが番組最後の日テレ雀ニックのコーナー。
第6回目にして雀ニックの弱点(得点計算ができない、多面待ちの待ち牌が分からない、盲牌ができない)が発覚。次週新キャラ登場でどうなるかという展開だが、ナレーションもなげやりに「期待しないで待て」という始末。どんな駄目な展開が待っているかが実に楽しみである。

せっかくの水着回なのだからもう少し作画に力を入れてくれてもいいのに。それはさておき、浩樹と霧が肝試しの下見をしながら2人の距離を縮めるお話で、2クールの作品ということで距離を縮めるだけで終わっているが、それぐらいのベタベタもせずただの友達でもない距離感がが見ていて心地よい。

*1:ここに少年犯罪を別の面から検証した論文があり、データの引用の仕方からこちらの意見に説得力を感じる。