ひと言感想

キリマンジャロダカール、ロザミア絡みを大胆にカットしたけど、それでも詰め込みすぎに感じられた。そもそも、何らかの決着をつける必要があるキャラが多すぎるのだ*1。そのため、何が起こっているかは分かるが、それを理解しきる前に次のシーンに移ってしまうことが少なくなく、結局何であの結末に至ったか1回見ただけでは良く理解できなかった。また、個人的な理由であるが、なまじTV版の知識があるため、映画版との細かな差異のために理解しづらかったのもある。
TV版の使い回しについてだが、一続きの場面でTV版と映画版がころころ切り替わるのはまだしも、TV版を使い回したために矛盾が発生するのはダメだろう。何でカミーユの背後霊にロザミアがいるんだ。なお、映画の新規作画については文句なしで、特にMS戦のシーンは三作通じて格好良い。
結論としては、もう一度見直して内容を理解したいと思うだけ「恋人たち」より上、完結したので先の期待がないぶん「星を継ぐ者」よりは下といったところ。

*1:カミーユシロッコは当然としてハマーン、シャア、エマ、レコア、サラ、カツ、ヤザンら出番の多いキャラ、出番的には脇役だが作品世界的には存在の大きいジャミトフ、バスクと、手では数え切れないほどいる