TV大画面化計画完了

ブラウン管は画面のサイズ、液晶・プラズマ・リアプロジェクションは予算から候補から外れ、結局はプロジェクターを選択した。購入したのはプロジェクターがLVP-HC910、スクリーンがSUP-80HDWA/Bで合計金額が20万円強。

  • 設置編

プロジェクターを使うたびにスピーカーの配置を換えるのは面倒なので、スクリーンをTVの真ん前に設置。設置自体はあっさり完了したが、ビデオデッキ等のAV機器がスクリーンの裏になってしまい、プロジェクタ使用時にリモコンで機器を操作できなくなるので全部移動する羽目に。その際に何故かケーブルが何本か余ったが、まあ気にしないでおこう。
設置が完了していざ映してみると画面が異様に汚い。プロジェクターの設定を色々いじり、ケーブルもアンプ経由ではなくHDDレコーダーに直結してみたがそれでも効果なし。もしやと思って接続するビデオデッキをRD-X37からDMR-HS2に換えてみると問題が発生しなくなった。単体チューナーであるGCT-500に接続してみても問題なし。どうやらRD-X37に問題があるようだ。機種の問題か外れの個体を掴まされたのかは分からないが、つくづくこのHDDレコーダーには苦労させられる*1

  • PC編

ホームシアター用プロジェクターだけど思っていたよりはっきりくっきりと映っている。とはいえ、PCの画面の解像度よりプロジェクターの解像度は低いため文字が潰れていて判別しにくい場合もあるので、CRTディスプレイの代用にはなり得ない。ただ、私がPCでやるようなゲームは画面の解像度が低く、実際にFate/hollow ataraxiaをプレイしてみたが問題は全くなかった。むしろ、17インチのCRTディスプレイでプレイするよりも良いくらいである。

  • TV編

コンポーネント端子に接続した映像を画面を映し出す方法は大別すると、入力された解像度でそのまま映し出す方法と、プロジェクターの解像度まで拡大して映し出す方法の2種類がある。
前者は画質的に問題はないもののスクリーンに映る画面のサイズは小さく、スクリーンいっぱいに映すにはプロジェクターとの間の距離がかなり必要になる。また、詳しいことは知らないが16:9 LBのDVDの映像でも4:3で映し出してしまうのでこの方法が使い物にならない問題がある。
後者の場合、スクリーンとプロジェクタの間の距離はそれほど必要ではなく、16:9 LBのDVDもちゃんと16:9でも映し出せる。しかも、地上波アナログでよく見かける画面の上下に黒い帯を入れて16:9の映像を映し出している場合でも、上下の黒い帯を取り除いて映し出すことも可能である。しかし、この方法の場合、入力となる映像を拡大してスクリーンに映し出しているので、どうしてもピントがぼけたような映像になってしまう。許容できなくもない程度だがちょっと残念である。

  • まとめ

少々期待はずれなところはあったが、ワイド80インチの画面で疑似とはいえ5.1chの音声の環境はなかなかのものなので満足度は75点といったところか。
あと、この環境を構築するのに費やした金*2と時間と労力を考えると、家電メーカーは煽っているがホームシアターは金持ちか好事家の道楽の域を出ることは当分ないなと思う。もちろん、私は後者の方。これだけ大枚はたいて構築した環境で視聴するのがアニメ・特撮なのだから。

*1:電源ON時にフリーズする場合があってそれで予約録画に失敗する。5倍速DVD-RAMで高速ダビングを行うと、ダビング自体は正常終了するがダビングした画像にブロックノイズが乗ることがある。前者は電源つけっぱなし、後者は2倍速DVD-RAMを使うことで対策しているが、本来ならする必要のない余計な苦労であることは言うまでもない。

*2:プロジェクターとスクリーンで20万強。アンプ、スピーカーも加えれば約30万である。