ひと言感想

すでに決着済みのジャークムーンを再登場させて何をするのかと思ったが、前回の焼き直しでしかなかったような。正直、何でこの話をこのタイミングで放送したのかがさっぱり分からない。まさか、最後のクリスマスプレゼントネタをやりたかったわけではあるまい。

「まりや vs 貴子の瑞穂を巡る戦いは始まったばかりだ」ENDだったので正直物足りない。まあ、瑞穂が二人に異性として好意を持っている描写が全くないのにどっちかとくっついたらそれこそ超展開なので穏当な結末なのですが。あと、同性の人を愛してしまったけど、その人は実は異性だったので問題なしとする貴子の思考展開は、個人的には納得しがたい。
とまあ不満はあるものの、結構楽しんでいたのも確か。三角関係がようやく誕生したばかりで、卒業までまだ時間が残されているので、続編に期待したい。

第3クール半ばからゼッドに「こんな争いを終わらせる」みたいな感じのことを言い続けてきた。言い始めた頃は典型的な主人公の発言だなとしか感じなかったが、言い始めてから色々な形で争いの負の面を描写し続けたので、今回の争いの源であるヒューへの怒りに同調することができたし、その上でヒューを倒したことによるカタルシスは大きかった。また、普段は戦闘シーンがしょぼいのだが、アミル・ガウルの巻き起こした突風の中での攻防はなかなかに格好良かった。

ゼロに迫る伏兵かと期待されたが、前回でジェリド+新メカのかませ犬に成り下がり、今回は精神崩壊状態まで堕ちていったオレンジ卿の明日はどっちだ。まあ、スタッフには愛されているようだからこれからも醜態をさらし続けることになるだろうな。