ひと言感想

これまでがぐだぐだの展開でどうまとめるのか悪い方向に期待していたのだが、多少強引*1ではあるがだいたいの伏線は回収していてまとまった結末になりそうなのが意外だった。
意外といえば、正義側に戻りそうな流れだったから最後はカブトらと共闘するのかと思った影山がまさかの退場。しかもこれまでの道化から一転してシリアスな最後になるとは。

恋人を殺された恨みが実は勘違いだったことが判明して茫然自失となり、建物の崩壊に巻き込まれて死んだギンガ。サブタイトルからすると1つの思い(復讐)に束縛されるギンガの末路を描いたものだろうが、その復讐が勘違いによるものなので的を射ていないようで腑に落ちない。復讐の末自滅したヘリックのことだとぴったりなのだが。
何も知らない幼女のサギリまで救世主扱いか。救ってくれる人だから救世主と呼ぶのではなく、力を持つ人を利用したいから救世主と呼ぶのが、力がぶつかった結果不幸しか生まれないことを繰り返してきたこの作品らしくて良い。

1話を見た限りでは子供向けを装った深夜アニメか、子供向けのはずが大人の都合で深夜アニメになったのか分からなかったが、作中で「嘘乳」なんて連呼しているからどうやら前者のようだ。まあ、どっちにせよ個人的にはピンと来ない作品である。

*1:人をネイティブにするペンダントってかなり無理がないか?